音声認識システム 【AmiVoice】とは？

１．音声認識とは 

音声認識とは、人間の音声をデジタル技術で音と文字とをパターンマッチングさせることでテキストに変換する技術になります。

音声認識ソフト自体は1990年代には世に出ておりましたが、精度の問題でなかなか浸透しませんでした。
現在はAIやディープラーニングの進化に加えスマートフォンへの搭載によって音声認識技術が飛躍的に進化し、
それによって音声認識の精度（認識率）が向上したことで様々な分野で活用されてきています。

２．AmiVoiceとは 

AmiVoice®は、国内シェアNo.1※の音声認識技術になります。
純国産の音声認識システムということもあり、
他国語に比べて認識させることが難しいと言われる日本語の認識率で非常に高い精度を実現しています。

※ 出典：ITR「ITR Market View : AI市場2020」音声認識市場ベンダー別売上金額シェア（2015～2020年度予測）

３．日本語の音声認識が難しいと言われる理由 

日本語が他国語と比べて難しいと言われる理由を、英語と比較して簡単に紹介させて頂きます。

英語の場合は一般的に主語+動詞+目的語で形成されています。
日本語については、そもそも文字種が多い言語です。

そこに主語+目的語+動詞に加えて目的語から始まるケースや修飾語が文末に続くこともあります。
さらには敬語や機能語も加わるため非常に複雑になっています。

上記が「日本語は他国語と比べて音声認識が難しい」と言われる所以です。

４．音声認識のメリット 

音声認識のメリットは文字入力や書き出しといった作業を半自動化することで、
聞き逃し、書きもらし等のミスの軽減や、作業時間の短縮といった業務効率化（業務改善）を行うことが可能なことです。

当社のお客様では議事録での活用で導入される企業様が多いですが、
実際に録音した音声データから議事録を作成するときに比べて、作業時間を1/3に減らすことが出来たといった事例をよく伺います。

また、工場内で作業しながらの数値入力を音声で行なったことで、作業効率が上がったといった事例もあります。

５．AmiVoiceが選ばれる3つの理由 

① 業界ごとに特化したエンジン

各業界ごとに専門用語がありますが、AmiVoiceでは業界ごとに特化したエンジンを搭載しております。
また、会社独自の社内用語や、滅多にない名前の方といった「単語」を辞書に登録することで認識させることも可能です。

② 海外の大手サービスより高い精度

AmiVoiceは純国産ということもあり、日本語の研究について高い精度を誇っています。
最新のディープラーニング技術や、ディープラーニングの発展技術であるリカレントニューラルネットワークのBi-LSTM技術をエンジンに実装することで、
エラー改善率を最大25％向上させるといった取り組みも行われています。

また、ディープラーニング技術に限らず、音声認識の精度を上げるための研究を日々積み重ね、より良い製品づくりを行っています。

③ 様々な環境やデバイスに対応している使い勝手の良さ

AmiVoiceは様々なご利用環境やデバイスに対応しており、使い勝手が良いことも魅力の1つとなります。
クラウドやオンプレミス等々、ニーズに合わせての提供はもちろんのこと、オフライン環境でも使用できるスタンドアローン版もご用意しています。

６．豊富なAmiVoiceのラインアップ 

AmiVoiceも様々な業界・用途で利用されています。
明電商事でよく問い合わせを頂いているサービスを紹介させて頂きます。

① AmiVoice® ScribeAssist

AmiVoice ScribeAssistは、対面・非対面問わず、重要会議、日々のお打ち合わせや商談、会見等、幅広いシーンで利用できるアプリケーションです。
Windows対応のスタンドアローン型製品となり、オフラインでもご利用いただけますので、セキュリティ面もご心配なくご利用いただくことができます。
リアルタイムまたは音声ファイルを用いて日本語の音声認識・編集が可能です。
各種オンライン会議システムと併用可能で、議事録作成に役立つ機能を多数搭載しています。

② AmiVoice® Super Meeting Memo

AmiVoice Super Meeting Memoは、リアルタイム音声認識ができる議事録作成効率クラウドサービスです。
iOS端末（Windows端末)で動作するクライアントアプリを通して、会議参加者の声を直ちに文字起こしします。

各参加者の発言は、クラウドサーバーを通して、リアルタイムで文字化されるため、Webブラウザ上ですぐに議事録作成に取り掛かることができます。
Web上のプラットフォームにて、会議の内容とあわせて会議資料ファイルを共有したり、メモを残すことが可能です。

③ AmiVoice® ProVoXT

Amivoice ProVoXTは、Web上に音声ファイル・動画ファイルをアップロードし音声認識ができる議事録作成支援クラウドサービスです。

自治体・企業・団体問わず、幅広い業種のお客様にご導入いただいております。
クラウド上で音声認識処理がおこなえるため、ボイスレコーダーなどからの文字起こしと比べ、より素早く効率的に業務を行うことが可能になります。

④ AmiVoice® Keyboard

AmiVoice Keyboardは、製造・物流業界向けの音声認識ソフトです。
音声認識でキーボード操作が行えるため、作業日報やチェックリストの入力などの大幅な業務効率化を実現します。

⑤ AmiVoice® Ex7

AmiVoice Ex7は、各業界用の辞書を搭載した業務報告用音声認識ソフトです。

Windows上で動作するソフトに対して、話した内容をそのまま入力ができるため、
日報作成の負担軽減、業務効率向上につながります。

７．まとめ 

明電商事ではAmiVoiceの専属プランナーによって企業様のニーズに合ったサービスを提案させて頂いております。
音声認識の活用による業務効率化を検討されている方は先ずは一度、プランナーに相談してみることをお薦めします！