2025年に向けて準備は出来ていますか?2025年問題及び2025年の崖への対応について

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「2025年」は、2つのキーワードが今後のビジネスに多くの影響を与える年として注目されています。
1つが2025年問題、もう1つが2025の崖となりますが、2025年まであと3年となって参りました。 御社は来るべき2025年に対応出来ていますか?
今回はそもそも何故2025年に向けて企業として取り組む必要があるのか、その理由と実際に取り組むべきことを紹介させて頂きます。

目次

  1. 2025年の崖とは
  2. 2025年の崖の問題とは
  3. 2025年問題とは
  4. 老朽化したシステムを放置した際のリスク
  5. DXの推進を行う必要性
  6. 2025年を迎えるにあたってのチェックポイント
  7. 明電商事でできること
  8. 明電商事に依頼するメリット
  9. まとめ

1.2025年の崖とは 

「2025年の崖」とは、
複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合
想定される、国際競争への遅れ日本経済の停滞などを指す言葉です。

2025年までに予想されるIT人材の引退や不足に加え
サポート自体が終了することによるリスクの高まりなどがこの停滞を引き起こすとされています。

詳細は経産省のDXレポートで指摘されています。



2.2025年の崖の問題とは 

大きな要因の1つとして、
「老朽化や複雑化、ブラックボックス化している既存の基幹システム(レガシーシステム)」
が挙げられます。

DXレポートでは、2025年には21年以上稼働しているレガシーシステムが
システム全体の6割を占めると予測されています。

独自のカスタマイズや継ぎ接ぎで機能の追加を積み重ねていき全容を把握できなくなったといった例、
システム導入時の担当者が退職されていて全容を理解されている方がいなくなってしまった例、
また、導入当時に開発したシステム会社に確認しても同様の理由で把握できなくなったという例
が多くなってきており、これからさらにこういったケースが増えていくと言われています。

それによってレガシーシステムに多くのコストや人的リソースが費やされることで、
新しいデジタル技術などにIT予算などの資源を投資できなくなってしまい
企業のグローバル競争力を低下させていると危惧されています。


3.2025年問題とは 

「2025年問題」とは、2025年までに団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる
タイミングの前後で引き起こされる様々な問題の総称ですが、
ビジネスの上では先ず、労働人口が減少することが挙げられています。

それ以上に危惧されているのが「IT分野における2025年問題」です。

DXレポートでは、2015年の時点で既にIT人材の不足は約17万人に達していると記載されていますが、
今後既存システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化が進み、
システムを担当していた人材が退職・高齢化していくと、古いプログラム言語を知る人材が供給できなくなります

そこに先端的な技術を学んだ若い人材をそのメンテナンスに充ててしまうと
高いスキルを持つ能力を活用できず、DXが実現出来ない状況がさらに深刻化すると言われています。

そして2025年にはIT人材の不足は43万人まで拡大すると指摘されています。



4.老朽化したシステムを放置した際のリスク 

① 動かなくなる

そのまま言葉通りですが、システムを動かす為にはPCが必要です。

老朽化したシステムでは対応するOSやブラウザが
限られているケースが多く機器に依存することが多々あります

その状態でPCが壊れてしまったら、システムは生きていても
動かすことが出来ないといった事態が起こり得ます。

また、サーバー等についても同様のリスクがあると言えるでしょう。


② セキュリティ面でのリスク

上記でも老朽化したシステムを使用することでのリスクを伝えましたが、
セキュリティ面でも穴が多くなってしまいます。

サポートの切れたOSが利用されていたりセキュリティソフトが使われていなかったり
といったことでサイバーテロの被害に遭うリスクも高まります。

また、実際に被害に遭ってしまった場合に老朽化したシステムでは復旧が出来ない可能性も・・・


③ 運用コスト

老朽化したシステムを維持する為のコストが多くかかることも懸念されます。
保守やトラブル時にかかる費用が膨れることに加え、
人員を確保することのコストや手間(時間)が多くかかるといった面も。

それによって、新しいシステムへの更新に使うべき予算が食いつぶされるといったことにもなってきます。


④ 新しい技術が使えない

最先端のデータ技術を活用することも難しくなってしまいます。
大きな進歩を遂げてる膨大なデータを分析する能力も扱えないとなれば、
業務を最適化していくことにも弊害が出ます。

これにより企業は多大な損失を被る(チャンスロス)こととなるでしょう。



5.DXの推進を行う必要性 

2025年の崖を乗り越えるためには、DXを推進していくことが必要となります。

DXとは新しいITシステムを導入することが目的ではなく、
進化したIT技術を浸透させることによるビジネスの変革」が目的です。

例えば…一昔前では紙の伝票を計算機をたたいて処理していましたが、
今では紙の伝票や計算機を使わなくともデジタルで行うことが殆どになっています。

老朽化したレガシーシステムを刷新しデジタル化を進めることにより、
業務の効率化やデータを生かしてビジネスの最適化を行うことも可能です。

効率的にデータを活用したり業務の自動化が行えるようになっていけば、
IT人材はもちろんのこと、通常業務を行う上での労働力の不足も改善されていきます。

DXの推進を行うことは、2025年の崖を乗り越えるために必要不可欠と言われています。

企業の損失を最小限に抑えるためといった後ろ向きな対応や、
ビジネス環境をより良いものにしていくといった前向きな対応を行うという観点でも、
DXに対しての取り組みが重要視されていきます。

また、現在新しいICT技術は、GAFAと呼ばれるプラットフォーマ―や
クラウドベンダーが牽引しております。

2025年の壁を乗り越え、クラウド上の技術を社内システムで使用できる状態にすることが
DXの実現のキーワードだと考えております。


6.2025年を迎えるにあたってのチェックポイント 

現在、使用しているシステムで心当たりがあるものはないですか?

・決まったOS、ブラウザでないと使用できない
・PCやサーバーでサポートの切れているOSやブラウザを使っている
・特定の社員しかメンテナンスできない、ブラックボックス化したシステムがある。


7.明電商事でできること 

① システム開発

明電商事ではパッケージを使用したシステム導入も行っておりますが、
アジャイル開発によるスクラッチシステム(お客様オリジナルのシステム開発)
「適正価格」で提供しご好評を頂いております。

ERPや販売管理システムといったものから、個別システムの開発、
POSの開発といった広い分野で制作事例を持っております。

(アジャイル開発を詳しく知りたい方はコチラ


② クラウド化

システムのクラウド移行クラウド基盤の提供といったことまで行っております。

③ システムコンサルティング

そもそも何から手を付けて良いか分からないといった企業も多くございますが、
そういった企業へはシステムや業務の棚卸を行ない可視化することで
現状の問題点を見つけ、業務改善やシステム更改を
どう行っていけば良いかをコンサルティングさせて頂きます。


④ 分野別のパッケージソフトやクラウドサービスの提供

最近ではTVCMやインターネット広告等で、
各分野の色々なパッケージソフトやクラウドサービスが紹介されていますが、
明電商事では「このサービスなら間違いない!!」と
自信を持って提案できるサービスを展開しております。

 

⑤ 業務効率を上げるコンサルティングおよびサービス提供

2025年問題の中で「自動化」という言葉も1つのキーワードとなっていますが、
RPAによるデータ処理の自動化AIによる業務効率の向上
SFAやMAによる営業効率の向上や自動化といったことについても、
コンサルティングを行わせて頂いた上でサービス提供を行っています。

 

⑥ セキュリティ

明電商事ではセキュリティ対策MAPを制作しており、
企業様のポリシーに合わせて最も効果的なセキュリティを提案、構築しています。



8.明電商事に依頼するメリット 

明電商事はメーカーではありません
そのため、必ず決まったサービスしか売れないという会社ではありません。
お客様が求めている「あるべき姿」に最もフィットするサービス
「目利き」した上でご案内していることで高い満足度・評価を頂いております。

9.まとめ 

冒頭でもお伝えしましたが2025年まであと3年となりました。
システムの入れ替えで3年と言えば「待ったなし」と言える時期となってきています。
何か普段の業務で思うことや懸案事項などがあれば無料で相談に乗れますので、ぜひお気軽に問い合わせ下さい!