入退室管理システムとは、ご存じの通り入退室時にICカード等の認証を行って扉の開閉と入退室した方のデータを貯める(管理)するものです。
そもそも入退室管理システムが必要になった経緯や、明電商事が虹彩認証をお薦めする理由を紹介させて頂きます。
入退管理システムとは、セキュリティの強化を目的に、
暗証番号、ICカード、 生体(指紋・静脈・顔・虹彩)といったものを認証キーとして入退室を制限する仕組みのものです。
いつ・誰が・どこに入室し、いつ退出したかも管理出来るシステムとなります。
入退室管理システムを導入する理由は主に2つあります。
昨今、個人情報の流出や機密情報の持ち出しといった事件など、情報漏えい問題がニュース等で見受けられます。
それに対抗するべく、企業は情報漏えい対策を行う必要性を迫られています。
そもそも企業における情報の流出に関しては、外部からではなく社内(社員)から起こっています。
悪意を持って意図的に行われるケースや、逆に悪意はなくとも意図せず流出してしまう場合もあります。
こちらは社内外のどちらも当てはまります。
社外の悪意を持った者による事業所内の資産を狙った窃盗であったり、社内の風紀の乱れによって社内の備品が持ち出されるといったことも・・・
そういった事態が起こることを防ぐ為に、入退室の管理を行う必要があります。
入退室時のセキュリティの強化及びログを残すことで、情報漏えいや窃盗を未然に防ぐことに繋げます。
明電商事ではICカードやその他、生体認証を用いた入退室管理の取り扱いも行っておりますが、
現在は特に、虹彩認証を用いた入退室管理システムをお薦めしています。
※ 虹彩認証に対する詳しい説明を読みたい方は、下記の記事をお読み下さい!
ICカード等の持ち物が必要ない上に、眼さえ出ていれば認証できます。
また、眼鏡やサングラス、コンタクトレンズ(カラーコンタクトを除く)をしていても認識が可能です。
食品工場や工場のクリーンルーム等の様に帽子やマスクを着用した状況で利用できることも評価されています。
新型コロナウイルスの蔓延以降、モノになるべく触れないという共通認識が広まりましたが、
虹彩認証は機器の前で眼を開くだけで認証できることもあり、衛生面でシビアな食品工場や工場のクリーンルーム等でも活用されています。
虹彩認証は誤認識率が一兆分の1と非常に高い認識率です。
また、静脈だと気温によって認識しづらくなったり、指紋だと濡れていると認識されなかったりといったことがありますが、
虹彩はそういった物理的な影響を受けにくいですし、2歳以降生涯不変で、なおかつ加齢や体重の増減といった変化での影響もありません。
虹彩認証の認証時に撮影もしており、認証・不認証どちらの結果も共にその画像を保存しています。
社内で何か起こった際にはその情報を確認できますし、不正や事件の予防にも効果的です。
ICカードやパスワードと違い盗んで(スキミング)の不正入室といったことが出来ず
本人しか入室できない為、犯罪行為を防ぐことに効果的です。