現在、2023年12月1日から施行されます白ナンバー事業者へのアルコール検査義務化で、以下の2項目が義務化されます。
・運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行うこと。
・アルコール検知器を常時有効に保持すること。
それに伴い、アルコール検知器(アルコールチェッカー)の利用にあたっての注意点をまとめさせて頂きました。
購入することは大前提となりますが、その後の運用、管理において参考にして頂ければ幸いです。
目次(お探しのQ&Aカテゴリへ飛べます)
お酒を飲んでいなくても反応することは、残念ながらございます。
飲食物や体調により反応する場合がある他、薬の服用、喫煙、オーラルケア剤使用や歯磨き後等でも反応する場合があります。
(アルコールに近い成分に反応しやすい)
また、ノンアルコールビール等、アルコール成分を含まないと思われがちな食品類にも、
微量のアルコールが含まれている場合がありますのでご注意ください。
飲食後は20分以上経過してからか、もしくはしっかりうがいをしてから測定してください。
アルコールを飲んでいなくても反応すると言われているものとして、以下が挙げられます。
・ブラックコーヒー(飲んだ後20分は反応する可能性あり)
・フリスク等のタブレット
・歯磨き
・喫煙
・口臭
・検知器自体や吹込み口の内部に匂いが溜まっていませんか?
その際は、機器を軽く4~5回振ってみてください。
※ 匂いが取れるのを待ってご使用ください。
・購入後1年が経過し、センサーの寿命が過ぎていませんか?ご購入時期や使用回数をご確認ください。
吹きかけた息がセンサー部を通過していない場合がありますので、
機器の説明書に記載された時間(秒数)正しく息を吹きかけて下さい。
また、風のある場所だと正しく測定できませんので、場所を変えて測定して下さい。
購入後の機器ごとに定められている使用期間の経過、またはセンサー使用回数が以上になった場合の
どちらか早い方がセンサーの寿命となりますので、ご注意ください。
飲酒後すぐ測定した場合、口内にアルコール分が残留しており数値が上がることがありますので、
測定する際は飲酒後約20分程度経ってから水でよくうがいをして測定してください。
また、飲酒された際は絶対に運転しないで下さい。
パンやみそ汁は酵母菌が入っている兼ね合いで、ごく微量ではありますがアルコールが含まれています。
また、発酵食品でも同様の傾向があります。
パンやみそ汁、発酵食品等を食べた直後にアルコール検出器で測定すると、微量のアルコールが検出されることがあります。
5分程度の時間を空けるとことで揮発します。
もしくはしっかりとうがいをしてから測定してください。
警察の使用している検知器は入手することができず、同等品であるかお調べする事ができません。
また、当局の当該機器および仕様については非公開となっており、市販品との比較もできません。
アルコールは摂取すると、胃や小腸の上部で約2時間程度で全て吸収されます。
吸収されたアルコールはまず肝臓で分解されますが、肝臓で分解しきれないアルコールは血液と共に全身を巡り再度肝臓に戻り分解が行われます。
その際、血中に入って肺に巡ってきたアルコールの一部が呼気として体外へ排出されるため、呼気中にもアルコールが含まれるのです。
そして、アルコールチェッカー内に搭載されいているアルコール感知センサーが、その呼気に含まれたアルコールを利用して測定を行います。
▼詳細はこちら!
・唾液や水などがセンサー内部に入らないようにして下さい。
・水洗いは絶対にしないで下さい。
・使用後にアルコールティッシュでの消毒はしないで下さい。
・10℃以上の温度差がある場所に移動させた際は2時間以上放置してから利用して下さい。
・過度の衝撃や振動を与えないでください。
・以下のような環境で保管しないで下さい。
強い匂いのするところ。
湿度が高く、水のかかるところ。
ほこりが発生しやすいところ。
アルコール類に近いところ。
直射日光の当たるところ。
暖房器具に近いところ。
・車内に置かないで下さい。
※ 車内などは温度が高くなり、反対に寒冷地では温度が低くなりますので絶対に放置しないでください。
アルコール検知器(アルコールチェッカー)の使用上の注意点を紹介させて頂きました。
せっかく購入されたものがうまく使用できなかったり、直ぐに壊してしまうことの無いようにしていく為の参考になれば幸いです。
明電商事では機器の販売から、1年間の記録を行う為のアプリの販売等まで行っておりますので、
まだアルコール検知器(アルコールチェッカー)を購入されていない企業様は、是非ともお問合せ下さい!