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虹彩認証の歴史と今後の可能性

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虹彩認証は生態認証の中で最も精度が高いものですが、
まだ日本国内ではあまり見かける機会がない状況です。

明電商事では虹彩認証を使用したソリューションをお薦めしております!
今回は虹彩認証の歴史と今後の可能性について紹介します。


1.虹彩認証の歴史 

虹彩認証の歴史は古く、1980年頃にアメリカの眼科医のレオナルド・フロム氏が、
虹彩は個人によって異なるという診療経験から個人認証に使えることを発見し、
アラン・サフィール氏と共に1986年に「虹彩パターンは人によって違う」
というコンセプトの特許(フロム特許)を出願しました。

その後、1992年にはケンブリッジ大学のジョン・ドーグマン博士が、
虹彩のパターンを数学的な根拠に基づき考案した数学的アルゴリズムによって
コード化を行う特許 (ドーグマン特許)を出願しています。

日本で初めて実用化されたのが、1998年の長野オリンピックでの
バイアスロン競技のライフル保管庫の認証に採用されたものになります。

因みにこの時の虹彩認証の機器はの価格は驚きの6,000万円と言われています。
その後、日本の大手電機メーカーや韓国の大手電機メーカーで実用化されましたが、
価格が高額だったこともあり事業撤退に追い込まれました。
現在では諦めずに開発を進めた企業とスマホ等の小型デバイスの躍進によって
以前よりも低コストでの販売が可能となったことから、世界中で広まってきています。




2.虹彩認証の導入実績 

「イリアス」は既に海外では多くの国で利用されており、 国によってはポピュラーな存在になっております。

① 入退室の管理

データセンター、開発室、食品工場、薬品工場、医療センター、マンション等…
高度なセキュリティを求められる現場手を触れたくない全身がほぼ隠れている場面でも需要が高い。

② 勤怠管理

カード等を準備しなくて良いことや、大人数の現場での勤怠管理に有効活用。


③ 作業者管理

有資格者しか行えない作業を行うといった場所での、本人確認に活用
また、トレーサビリティ(生産履歴の追跡)にも。


④ 入出国管理、国境管理

アメリカ、シンガポール、マレーシア、コロンビア、韓国等の国で採用されています。


⑤ マイナンバーでの活用

インドではアドハーという日本で言うマイナンバー制度のようなもので
国民に12桁の個人識別番号を付与し、国民の情報をデータベースで管理しています。
生体情報として顔写真、両手全ての指紋、両眼の虹彩を登録。
既に成人の99%以上が登録を終えています


⑥ ATM

中国では既に、ATMの認証を虹彩認証で行っている銀行があります。


3.虹彩認証の可能性 

最初にも書きましたが虹彩認証は最も精度の高い生態認証になりますので、
セキュアな環境が求められる認証で有用です。

認証することに加え認証時にその時の画像も残せますので、
万が一、犯罪や不正等が起こった際にも証拠として機能します。

また、コロナ禍で「非接触」が一つのトレンドとなりましたが、
虹彩認証は帽子を被っていてもマスクをしていても、さらには眼鏡(サングラス)やゴーグルをしていても
眼さえ出ていれば何かに触れることもなく認証が可能ですので、ウイルス感染の予防にも効果的です。

合わせて検温も可能です!
虹彩認証のオプションとして検温カメラとの連携も出来る機種がリリースされましたので、
虹彩認証と検温を合わせて行うことで入室管理を行ったり、
その体温を記憶するといった用途も生まれております。




4.まとめ 

虹彩認証は日本国内ではこれから一気に広まってくるものと予測されます。
導入コストが下がった上で高性能化が進んでおり、様々な用途で利用が可能となっております。

明電商事ではデモ機をお持ちして紹介しておりますので、興味のある方は是非ともお問合せ下さい!


当社でご案内している虹彩認証システム「IRIAS(イリアス)」の製品ページはこちら
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